2018年8月18日〜19日にかけて開催されたサマーソニック(通称「サマソニ」)の大阪会場の公演に2日間行ってきました。
僕は夏フェス大好き人間で、サマソニに参戦するのはこれで人生6度目です。フェスのために生きているようなものです。
サマソニは毎年東京と大阪の2会場で開催されているのですが、野外ステージが多い大阪会場の方が僕は好きです。
住んでいるところから行きやすいというのもありますが、やはり野外ステージで聴く方がフェスみがあるため毎年大阪に行っています。
今回は、サマソニ1日目の感想を書いて行きたいと思います!
(注)「フェスみ」…フェスの醍醐味、フェスらしさ
indigo la End
ゲスの極み乙女。のフロントマン川谷絵音の率いる4ピースバンド。
MCが最高でした。
川谷絵音「初めまして、indigo la Endです。indigo la Endってどんなバンドかよく知らずに来てみたら「あ、なんかゲスなやついる」って思った方も多いんじゃないですかね。」
会場爆笑。こういう自虐大好きです。
ゲスの極み乙女。のポップでノリノリなギャグテイストなイメージとは裏腹にindigo la Endでは切なく美しいメロディを歌い上げています。
特に川谷絵音の繊細なファルセットはメロディの切なさがすごく強調されて涙腺に響きます。
例のゲスなスキャンダル以来色々と叩かれていて、中には音楽性まで否定するような人もいますが、作品とスキャンダルは切り離して評価すべきです。
本当に綺麗でエモい曲が多いので、聴いたことがないという方は是非聴いてみてください!
- ハルの言う通り
- 悲しくなる前に
- 鐘泣く命
- 煙恋
- 夜汽車は走る
- 冬夜のマジック
- 夏夜のマジック
- インディゴラブストーリー
MIKE SHINODA of Linkin Park
昨年7月、ボーカルのチェスターベニントンが自ら命を絶つという悲劇に直面したバンドLinkin Parkのラップ担当のMIKE SHINODA(マイク・シノダ)のソロプロジェクト。
6月にリリースしたフル・アルバム『POST TRAUMATIC』では、タイトル通り盟友を失った悲しみを乗り越え暗闇から抜け出すまでの苦悩を綴っています。
マイクはライブで「去年僕たちを襲った悲劇を乗り越えて、今こうしてステージに立っていられるのはあなたたちの支えがあったおかげなんだ」とファンの支えが強い励みになったという心境を吐露していました。(英語だったので完璧には聞き取れませんでしたが、だいたいこんな感じのことを言っていたと思います。)
Linkin Parkの曲の演奏では「みんなでチェスターのパートを歌ってくれ」と呼びかけていましたが、観客があまり歌えていなかったのが残念でした。『Papercut』や『Bleed It Out』のあのシャウトボイスを出せるのはやはりチェスターしかいないんだと実感し、少し悲しい気持ちになってしまいました。
また、Fort Minorプロジェクトの曲も演奏してくれて盛りだくさんな1時間でした。
- Welcome(Fort Minor)
- Castle of Glass(Linkin Park)
- Kenji(Fort Minor)
- Roads Untraveled(Linkin Park)
- Crossing a Line
- In the End(Linkin Park)
- About You
- Over Again
- Papercut(Linkin Park)
- Make It Up as I Go
- Good Goodbye(Linkin Park)
- Bleed It Out(Linkin Park)
- Remember the Name(Fort Minor)
- Running from My Shadow
- Play
ONE OK ROCK
今や世界的に活躍している説明不要のロックバンド。
黄色と黒のワンオクグッズに身を包んだ蜂みたいなファンで溢れかえりヘッドライナー級のすごい混雑でした。
HondaのCM曲にも起用されている6月にリリースされた新曲『Change』の壮大なパフォーマンスで会場の盛り上がりが最高潮になった次の曲『One Way Ticket』ではなんとMIKE SHINODAが登場し共演するというスペシャルサプライズ!
チェスターの他界により中止となってしまった昨年11月のLinkin Parkの来日公演ではONE OK ROCKがオープニングアクトを務めることとなっていたほどLinkin ParkとONE OK ROCKは仲が良かったそうです。
音楽を通じて、国境を越えて繋がった絆の強さに感動でブルっと来ました。
- Taking Off
- The Beginning
- Bedroom Warefare
- Take What You Want
- Change
- One Way Ticket(feat.MIKE SHINODA)
- I Was King
- Mighty Long Fall
- We Are
- 完全感覚Dreamer
サンボマスター
ONE OK ROCKを見終わったあとはサンボマスターのステージに移動。
機材トラブルで10分ほどスタートが遅れたため幸い1曲目から全部見ることができました。
サンボマスターはマジでカッコいいしマジで面白いです。あとボーカルの山口隆が芸人のチャンカワイそっくりです。
ライブの盛り上げ方が半端なく上手で、ライブ中はずっと「優勝!優勝!優勝!」のコールの嵐でした。
チャンカワイ山口隆「今やってる甲子園では1校しか優勝できんけど、サマソニではお前ら全員優勝させたるからなーー!!!」
いや意味わからん!笑
でも楽しければなんでもいいいや!と、みんなそんな感じでした。
セットリストも定番の曲揃いで安定の盛り上がりでした!
- 世界を変えさせておくれよ
- 青春狂騒曲
- ミラクルをキミと起こしたいんです
- 輝きだして走ってく
- できっこないをやらなくちゃ
- 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
NICKELBACK
今回のサマソニ2日間の中で最も楽しみにしていたカナダのロックバンドNICKELBACK。
NICKELBACKはサウンドはヘビーなんですが、優しく包み込むような甘いメロディーの曲が多く「鋼鉄の雲」と例えられます。
スクリーンのムービーも非常に手が込んでいて、開演時刻になり真っ暗になったステージに近未来SF映画風のメカニカルなムービーが流れ、最新のスタジオ・アルバム『Feed the Machine』の世界観に引き込まれ他ところで同アルバムのタイトル・トラック『Feed The Machine』が始まり、高揚感が最高潮に持っていかれました。
3〜4曲目にかけて5thアルバム『All The Right Reasons』から『Photograph』、『Far Away』と連続の感動系バラード曲のラインナップで本気で涙腺を破壊しにかかってきてました。
10曲目の『Rockstar』では「誰かロックスターになりたいやつはいないか?」と呼びかけ観客を2人ステージ上に招き入れ一緒に歌うというサプライズ。
1人はたぶん外国人の女性で、もう1人は日本人の青年でしたが、青年の方は緊張してたのかあんまり歌えてませんでした。
ニッケルバックとサマソニのステージで一緒に歌えるなんて、もし自分だったら緊張しすぎてチビると思います。
13曲目『How You Remind Me』が終わりメンバーが舞台裏に戻っていったため、次のPARAMOREを最後の方ちょこっとだけでも聴くためにすぐさま移動。
ところが、会場を後にした矢先にアンコールで『Burn It To The Ground』が始まったではありませんか!
めちゃめちゃ好きな曲だったのですがもう会場を出た後だったので、遠くから聞こえてくるチャドの歌声を聴きながらサビに合わせて時折「Hey!」と叫びながら涙を飲んでPARAMOREのステージに向かいました。
- Feed The Machine
- Figured You Out
- Photograph
- Far Away
- Something In Your Mouth
- Someday
- Lullaby
- Too Bad
- Song On Fire
- Rockstar
- When We Stand Together
- Animals
- How You Remind Me
- Burn It To The Ground(アンコール)
PARAMORE
終演ギリギリで最後の『All That Love Is』と『Hard Times』の2曲だけ聴けました。
ボーカルのヘイリーはもともと赤髪のイメージでしたが今回は銀髪に染めてますますエキセントリックな風貌になっていました。
パーカッションをチャカポコ叩きながら熱唱していたのが印象的でした。
終演間近だったため、NICKELBACKの会場からダッシュしてきた疲れも取れぬうちにあっという間に終わってしまいましたが、少しだけでも見れて良かったです。
- Grudges
- Still Into You
- Rose-Colored Boy
- That's What You Get
- Crushcrushcrush
- Fake Happy
- Ignorance
- Pool
- Caught In the Middle
- Misery Business
- Ain't It Fun
- Told You So
- All That Love Is
- Hard Times