Mizter_x94 / Pixabay

近年、子どもが将来なりたい職業ランキングの上位に『YouTuber』が食い込んでくるようになりました。

この結果に対して眉をひそめ、反対する親世代の人も多いでしょう。

ただ、僕には「将来YouTuberになりたい」という夢を頭ごなしに否定する人は「個人で独創的なコンテンツを発信できるという概念がなく、会社などの組織に寄生虫のようにすがりつくことでしか生きていくことができない時代遅れで無能な人間」にしか見えません。

もうすぐ「平成」も終わろうとしているのに、そういう人たちの頭の中はいつまでたっても「昭和」なのです。

大抵こういう考え方の人は、言われたことは周りに合わせて従順にやるけど独創的な発想ができず、大して出世することもなくつまらない人生を送るタイプの人間です。

今回は、現役YouTuberの方や将来YouTuberになりたいという方を全力擁護する記事を書きたいと思います。

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職業は一つしか選べない時代ではない

そもそも、「将来YouTuberになりたい」という夢に反対している人のコメントや論評を見ると、ほとんどの人は「YouTuberだけで生活していくこと」を前提に反対しています。

その時点で価値観がシーラカンスなのです。生きた化石ということです。

「職業というのは1つだけ選ぶもの」という考え方自体が古臭い価値観です。今の時代は「複業」を掛け持ちするのが当たり前です。

もちろん、自分に合った天職を見つけて、その1つの職業だけに全力を注ぐという生き方も素晴らしいと思いますが、その価値観を全員に押し付けてくんなと声高に叫びたいです。

普段は会社員として働いていて、複業でYouTuberをやったって別に良いのです。

柔軟な勤務体制の会社を選んで、ゆっくりなペースでも質の高い動画を投稿していれば人気YouTuberになることも十分可能です。

そのためにも、世の中に新しい価値観を浸透させていくと同時に、副業禁止や長時間労働が当たり前になっているブラック企業を滅ぼす必要があります。

 

安定性がないのは会社員だって同じ

シーラカンスたちは、「良い学校を出て、良い会社に入る」ことによって絶対的な安定が間違いなく一生保証されると考えています。

米国の金融危機で一流企業のリーマン・ブラザーズが倒産したり、日本でもシャープや東芝といった一流の大企業が経営難に直面している現状を見てもその信念を曲げることはないのです。おそらく脳みそも化石になっているのでしょう。

業績が好調な企業の会社員だって、今後オートメーション化やAI化が進めば、リストラにより職を失う可能性も十分にあります。

このような変化の大きい時代でも生き延びていくためには、組織だけに頼らず個人でも稼げる力を身につけることが重要になります。

YouTuberとして人気を集めていくことは、まさに個人で稼ぐ力を身につけることになります。

ところが、シーラカンスたちはそのことを理解できないのです。なぜなら生きた化石だからです。

1つの組織だけに頼ることなく、自分の力でも稼げるようになることによって真の安定性は得られるのです。

「YouTuberとかクソ!会社員こそ最強の安定!俺はこの会社に一生ついていくぜ〜!」と言ってるやつが倒産やリストラで無職になったら、腹がよじれるほど笑い飛ばしてやりましょう。

 

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問題のある動画を作るおそれがあるから反対するのは教育放棄

危険な動画をアップしたり、度が過ぎた悪ふざけ動画をアップして犯罪などの問題になるおそれがあるからYouTuberになることに反対する人がいます。

そのロジックでいくと、ブラック企業に入ると過労死の危険があるし、悪徳な会社に入ると詐欺や横領などの犯罪行為に加担することになり問題になるおそれがあるため、会社員になることにも反対するのが筋だと思うのですが、大抵そうはなりません。

そもそも、危険なことや悪ふざけの動画を作るのが心配だからYouTuberになるのを反対している親って、ただの教育放棄じゃないですか?

まともな親なら、子供のYouTuberになりたいという夢を尊重したうえで、危険行為は慎むことや法や倫理から逸脱した動画を作ってはいけないことをしっかり説明して教育をするもんじゃないでしょうか?

こんな当たり前のこともできず教育を放棄したまともじゃない毒親に限って「もっとまともな職業についてほしいから」という理由でYouTuberになることに反対するのです。

「お前がまともな親になってから言えや」と思います。

 

「普通」から外れることを極度に嫌う風潮

結局、親世代がYouTuberになることに反対する一番の理由は「普通じゃないから」だと思います。

あなたの周りにYouTuberをやっている人は何人くらいいますか?おそらく、ほとんどの人は0人か、せいぜい1人いるかいないかといったところでしょう。

YouTuberとして活動している人間は、社会全体で見たらかなり少数派なのです。言い換えれば、YouTuberを目指すことは「普通じゃない」と思っている人が多いのです。

日本人は「長いものには巻かれろ」の考えで、多数派と同じことをすることによって安定を得ようとする傾向があります。

「YouTuberなんてのはごく一部の変わった人たちだけ」という考えで、よく調べもせずにただ「普通じゃないから」という理由で反対している人も多いと思います。

こんな社会風潮では、個人が魅力的な面白いコンテンツを生み出せるようになるのは困難です。

 

まとめ

親にとって、子供に安定した人生を送ってほしいという気持ちはすごくよくわかります。

ただ、YouTuberになることに反対する親の多くは、これからの時代の「安定」のあり方を履き違えているのです。

これから時代の「安定」とは、会社だけでなく個人の力でも稼げるようになることです。

確かに、現状としては副業禁止の会社が多く、会社員の片手間でYouTuberをやるというのは困難な場合が多いです。

しかし、親世代の人間が新しい時代に合わせて価値観を更新していけば、社会の風潮も変化し個人が能力を発揮しやすい環境になり、YouTuberになりたいという子供世代の夢を実現できるようになると思います。

 


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