個人で創作活動を行っているクリエイターの方のうち、どれくらいの方が「マーケティング」を意識しながら活動しているでしょうか?

「マーケティング」というと、大企業が行っている大規模な市場調査やテレビCMでの広告宣伝のことでしょ?というイメージを持っていて、個人のクリエイターには関係ない話だと思っている方も多いかと思います。

しかし、「マーケティング」は個人のクリエイターにとっても非常に重要な活動です。

特に創作活動を始めた初期の段階では「マーケティング」は作品を作ることよりも大事であると言っても過言ではありません。

今回は、個人クリエイターが創作活動を行っていく上で「マーケティング」がいかに重要かをご説明したいと思います。

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マーケティングとは

「マーケティング」という言葉はビジネスマンにとっては馴染み深い言葉だと思いますが、どのような意味なのでしょうか。

Wikipediaでは

マーケティング: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。

(出典:マーケティング-Wikipedia)

と定義しています。

つまり、クリエイターにとっての「マーケティング」とは、簡単に言えば創作物の存在を世の中の人に知ってもらい、ファンに効率的に届けられる仕組みを作ることです。

 

なぜマーケティングがそんなに大事なのか

クリエイターの主な活動は作品を作ることなので、少しでも多くの時間を作品制作に充ててより良い作品を作れるように努力することも大切です。

しかし、いくら良い作品が作れるようになったところで、誰もその作品の存在すら知らないようでは、その作品の良し悪しの評価を受ける土台にすら立つことができません。つまり、スタートラインにも立てないということになります

特に創作活動を始めた初期の段階では知名度がほとんどないため、「こんな作品を作ったから見てね!」と世の中の人に宣伝するマーケティング活動が非常に重要になってきます。

ある程度売れるようになってきたら、マーケティング活動は会社やマネージャーがやってくれるようになりますが、個人で創作活動を行っている場合は代わりにやってくれる人はいないため、作品制作以上にマーケティング活動に力を入れる必要があります。

 

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情報は適切なターゲットに発信しないと意味がない

創作物の存在を世の中の人に知ってもらうのは大事ですが、闇雲に広告宣伝を行っても意味がありません。

適切でないターゲットに情報を発信したところで効果は得られず労力の無駄になってしまいます。

例えば、Facebookで、盆栽と読書が趣味の80代のおじいちゃんに「渋谷のクラブでオールでDJイベントやるんで来てください!」とDMを送っても、おそらく来てくれる可能性は低いと思います。

FacebookでDJイベントの告知をするなら、過去の投稿を見てクラブやビーチでギャルとウェイしてる写真を多く投稿しているフットワークの軽そうなパリピを選定してDMを送る方が効果が得られます。

無駄なく効率的に情報を届けるためにも、ターゲットの選定は非常は重要になります。

 

SNSを活用しよう

個人クリエイターが最も手軽にでき、かつ、最大限の効果を発揮できるマーケティングツールはSNSです。

特に、Twitter、Instagram、Facebookの3つは強力なマーケティングツールになります。

SNSができるより前の、テレビや新聞などのマスメディアを通じたマーケティングでは一方的な情報の発信しかできませんでしたが、SNSが普及した現代では生産者と消費者(クリエイターとファン)の双方向のコミュニケーションが可能となりました。

消費者(ファン)の趣味や動向を把握し、ニーズに合ったより良い作品を作るためにもSNSは積極的に利用していきましょう。

 


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