ラインクリエイターズスタンプは、個人のイラストレーターが最も手軽にイラストを販売できる方法のひとつですが、既存キャラクターの二次創作スタンプは著作権の侵害となるため今まで作ることができませんでした。
しかし、今年4月に権利者と協働して既存キャラクターの二次創作イラストのスタンプの制作・販売を許可するプロジェクト「LINE Creators Collaboration」がスタートしました。
プロジェクト第一弾のコラボレーション先として同人サークル「上海アリス幻樂団」の「東方Project」の二次創作が可能となりました。
今回は、今後LINEクリエイターズスタンプで成功したいなら二次創作イラストが狙い目であることについてご説明したいと思います。
LINEクリエイターズスタンプとは
出典:https://creator.line.me/ja/
LINEクリエイターズスタンプは、プロ・アマ問わず誰でもLINEスタンプを販売できるプログラムです。
幅370px × 高さ320pxのイラストを最低8個から最大40個まで販売することができます。(販売個数は8の倍数となります。)
イラストレーターにとって最も手軽にイラストを販売できる方法のひとつです。
2014年5月にサービスを開始してからわずか3ヶ月ほどで登録者数が15万人を上回りました。
LINEスタンプは稼げない?
LINE Creators Marketの現在の登録者数は全世界で150万人以上に及びます。
これだけの数があるので、LINEスタンプ市場はもはや飽和状態となっており、よっぽど画力やアイディアが優れているか、始めから知名度が相当高いクリエイターでないとまっっっったく売れません。
せっかくオリジナルキャラを作っても年に1〜2個程度しか売れないという話もよく聞きます。
二次創作スタンプの今後の展望
LINEスタンプは飽和状態でもはや稼げないとよく言われますが、「LINE Creators Collaboration」がスタートした今、二次創作イラストの分野はまだ競合相手が少ない狙い目の市場です。
現時点ではまだ二次創作ができるのは東方Projectのみですが、今後他の既存作品の二次創作スタンプ解禁の流れはどんどん広まっていくことが予想されるため、好きな作品の二次創作が解禁されたら先手必勝でいち早くスタンプを作って販売しましょう。
特に、クリプトン・ヒューチャー・メディアはユーザー作成コンテンツの普及に力を入れているため、初音ミクなどのボーカロイドキャラクターの二次創作スタンプも近いうちに解禁されるんじゃないかと個人的に予想しています。
東方Projectのスタンプが販売できる期間
東方Projectの二次創作LINEスタンプの販売可能期間は2018年6月1日(金)〜2019年5月31日(金)までの1年間の期間限定となります。
期間終了後は販売できなくなるため、スタンプを販売したい人はなるべく早く審査に出すようにしましょう。